<企画展>あべ弘士の動物王国展

期 間 2016年8月11日(木・祝)~11月6日(日)
主 催 ちひろ美術館
後 援 絵本学会、(公社)全国学校図書館協議会、(一社)日本国際児童図書評議会、日本児童図書出版協会、(公社)日本図書館協会、杉並区教育委員会、中野区、西東京市教育委員会、練馬区
協 力 NPO 法人かわうそ倶楽部、居酒屋 独酌 三四郎、アスク・ミュージック、偕成社、クレヨンハウス、佼成出版社、講談社、福音館書店

-生命はぐるぐるまわっている-

“行動展示”(※)の先駆けとして注目を集める旭山動物園(北海道旭川市)で、飼育員を25年間勤めた異色の経歴を持つ絵本画家・あべ弘士。1996年に動物園を退職してからは、野生動物を取材するため、アフリカやモンゴル、ロシア、北極圏など、世界各地を旅するようになります。その作品には、雄大な自然や動物本来の姿に接するなかで生まれた感動が、ユーモアあふれる独創的な視点を持って描き出されています。本展では、初期から近作までの絵本や立体作品などを多数出品し、真摯に動物に関わってきた自らの体験をもとに、いのちのリアリティを映し出す動物画家・あべ弘士の世界を紹介します。
※行動展示―動物の特有の“ 行動”や“生活” を見せる展示
あべ弘士(1948-)

あべ弘士

北海道旭川市に生まれる。1972年から25年間、旭山動物園の飼育係として勤務。1981年『旭山動物園日記』で絵本画家として
デビュー。1995年『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、1999年に『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞、2000年『ハリネズミのプルプル』シリーズで赤い鳥さし絵賞など受賞多数。

『あらしのよるに』

旭山動物園の飼育員をしながら絵本画家としても活動していたあべは、1994年、作家・木村裕一が書いた『あらしのよるに』に絵を描く仕事を依頼されます。種を超えた友情をテーマにした本作は、本編7巻と特別編1 巻がシリーズとして出版され、累計300万部に迫るロングセラー絵本となりました。オオカミのガブとヤギのメイの出会いを描いた第1巻の作品を展示します。
『あらしのよるに』(講談社)大型版表紙 2000年
約100頭のオオカミが道案内します!

動物画家・あべ弘士を育んだ3つの場所 -動物園・アフリカ・北極-
動物園

23歳で旭山動物園の飼育員として働き始めたあべは、「それまでの自分の興味とかいろんなものが全部ふっとんでしまうぐらい、ものすごくおもしろい仕事だった」と語り、背中に「動物命」と書いてあるかのごとく没頭していきました。
在職中、旭川のタウン誌や園の機関誌の仕事をきかっけに、本格的に絵筆を取り始め、正確な知識と深い愛情をもって、たくさんの動物たちの絵を描くようになります。
「シマウマ」『どうぶつ友情辞典』(クレヨンハウス)より 2002年 「クマタカ」『旭山動物園日誌』(出版工房ミル)より 1978年 「ニホンカワウソ」雑誌「クーヨン」
「ゴリラ」 2008年 居酒屋「独酌 三四郎」蔵

アフリカ

1996年、動物園を退職した後、1998年からは、ライオンやアフリカゾウを取材するため、毎年のようにアフリカを訪れるようになります。水蒸気から雲が生まれ、雨となって再び大地に戻る、動物たちが食物連鎖を繰り返し、その屍(しかばね)が養分となり大地を豊かにする……、アフリカの地に立ち、あべは「生命(いのち)はぐるぐるまわっている」と感じたと語っています。壮大な生命の循環を感じ、動物本来の姿を目にしたアフリカは、その後の作品を語る上で欠かせない創作の源泉となっています。

北極

2011年、あべは仲間とともに、北極圏のスバールバル諸島(ノルウェー)を訪れました。白夜の北極に降り立った画家は、雪渓の山容、氷河の山々、野生のシロクマやセイウチ、ベルーガなど、特有の風景や動物たちの姿、生態を2冊のスケッチブックに丹念に描き止めています。豊かな生態系が営まれる豊穣な土地であると知ったときの感動は、時とともに画家のなかで熟成し、後に絵本や探検記になっています。
『新世界へ』(偕成社)より 2012年

えほん ねぶた

光と色彩のアート「えほん ねぶた」が輝く!迫力あふれる絵が描かれた巨大な灯篭(とうろう)を山車に乗せ、「ラッセラー」の掛け声とともに踊りながら通りを練り歩く「ねぶた」は、青森県津軽地方に伝わる伝統的な祭りです。
祖父の故郷・青森県黒石市を訪れた際、ねぶた祭りの絵を描いてみたいと思ったあべ弘士は、地元の方々の協力を得て、その願いを実現しています。画家が鮮やかな色彩で動物を描いた「えほん ねぶた」を輝かせます。
えほんねぶた 2004~2008年(安曇野ちひろ美術館展示風景)

「あべ弘士の動物王国展」来館特典

①子ども(高校生以下):絵本持参特典

  • あべ弘士さんの絵本を持って来館の方に、 絵本カフェのりんごジュース(ミニサイズ)1杯プレゼント。
    ※1人1冊ずつお持ちください。ご持参の絵本は、入館受付時にご提示をお願いします。
    ※ドリンクチケットは、当日中にお使いください。

②大人:ドレスコード特典

  • 「動物」をモチーフにした服(動物のワンポイントやアニマル柄もO.K.)を着てご入館の方は、入館料100円引き(700円)となります。
    ※帽子、バッグ、靴、スカーフ等の小物以外。
    ※ご同伴のお子さまの服は対象となりません。

「あべ弘士の動物王国展」展  関連イベント

お申込みはこちら

ギャラリートーク

  • 毎月第1・3 土曜日 14:00~
  • 8/20、9/3、6/17、10/1、10/15、11/5



あべ弘士ギャラリートーク

  • あべ弘士さんが、展示室で作品について語ります。
  • 8/11(木・祝)10:30~11:30
  • 参加費:無料 *参加自由



あべ弘士講演会「旅と絵本と動物と」

  • 動物園勤務時代のことや、アフリカや北極への旅のこと、絵本づくりのことなどをお話しします。
  • 8/11(木・祝)12:30~14:00(講演会)
  • 講師:あべ弘士 定員:60名(定員に達したためお申し込み受付は終了いたしました)
  • 参加費:700 円



あべ弘士サイン会

  • 8/11(木・祝)14:00~14:30 *当日11:30より整理券配布
  • 定員:先着30名(サインは、ひとり2冊まで)



夏休みギャラリートーク

  • 8/15(月)11:00~/ 14:00~
  • 「美術や美術館には興味がないけれど」「学校の宿題だから」と来館する小中学生の皆さん、ぜひ展示室でいっしょに作品を見てみましょう。作品を見ながら美術館や展覧会の楽しみ方をお話しします。
    参加費:無料 *参加自由(高校生以上も参加可能)



松本猛ギャラリートーク

  • 日時:9/4(日)14:00~
  • 講師:松本猛(絵本学会会長・ちひろ美術館常任顧問)



前のページへ