Kawaii ・ちひろ展

期 間 2016年8月11日(木・祝)~11月6日(日)
主 催 ちひろ美術館

ちひろの 「かわいい」 を解明!

「何しろかわいいものがすきなんです」と語っていたいわさきちひろ。ちひろの絵を表現するのにも「かわいい」ということばが、よく使われます。
日本人の伝統的な美意識のひとつである「かわいい」は、長い時代の変化のなかでさまざまな含みをもつようになり、近年では「かわいい」を切り口に古今東西の美術をひもとく試みも盛んに行われています。また、現在は「kawaii」という単語として英英辞典にも掲載されるほど、国境を越えた広がりをみせています。
ちひろの絵はなぜ「かわいい」のでしょう?本展では、ちひろの「かわいい」を、「ちいさきものはみなうつくし」「しぐさ」「ふしぎかわいい」「なつかしい情景」「かわいいものをこわさないで」という5つの視点から解明します。
おさんぽ 『もしもしおでんわ』より 1970 年

kawaii-1ちいさきものはみなうつくし

清少納言は、約千年前、「枕草子」に「ちいさきものはみなうつくし」と書きました。現代語で「ちいさいものはみんなかわいい!」とも訳せるこの感覚は今に受け継がれています。
ちひろの絵にも、小鳥や虫など小さないきものを描いた作品が多くみられます。
蝶と黄色い帽子の少年 1971 年 風船と緑の帽子の女の子 1973 年

kawaii-2しぐさ

ちひろの描く子どもは大声で笑ったり泣いたりしないものの、なにげない手元や指先のし ぐさ、体の動き、ふとした顔の表情に、いじらしさを秘めています。絵本『あかちゃんのくるひ』の原画を中心に、子どもたちのかわいいしぐさに注目します。
あかちゃんのくるひ 『あかちゃんのくるひ』(至光社)より 1969 年

kawaii-3 ふしぎかわいい

想像の世界の住人である魔法使いや妖精たち。彼らはひとつ間違えば怖い存在ですが、ちひろが描くとどこか、かわいい。ちひろがイマジネーションをふくらませて生み出したふしぎでかわいい登場人物たちをご覧ください。
パンや火の精たち(部分)  『青い鳥』(世界文化社)より 1969 年

kawaii-4なつかしい情景

かわいい、と私たちが感じるとき、そこにはなつかしい子ども時代をふり返る気もちもどこかにあるのかもしれません。ノスタルジックなちひろの作品のなかのかわいさを探ります。
あかちゃんのくるひ 『あかちゃんのくるひ』(至光社)より 1969 年

kawaii-5 かわいいものをこわさないで

ちひろは、戦争をテーマにした絵本を3冊描きました。
悲惨なようすではなく、「どんなに可愛い子どもたちがその場におかれていたか」を描くことに、ちひろは自分の役割を見出しました。そこには、この子たちを苦しめないで、という彼女の強い願いが込められています。
戦争ごっこ  『母さんはおるす』(新日本出版社)より 1972 年

出展作品数 約80点

Kawaii ・ちひろ展  関連イベント

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ギャラリートーク

  • 毎月第1・3 土曜日 14:00~
  • 8/20、9/3、6/17、10/1、10/15、11/5



夏休みギャラリートーク

  • 8/15(月)11:00~/ 14:00~
  • 「美術や美術館には興味がないけれど」「学校の宿題だから」と来館する小中学生の皆さん、ぜひ展示室でいっしょに作品を見てみましょう。作品を見ながら美術館や展覧会の楽しみ方をお話しします。
    参加費:無料 *参加自由(高校生以上も参加可能)



松本猛ギャラリートーク

  • 日時:9/4(日)14:00~
  • 講師:松本猛(絵本学会会長・ちひろ美術館常任顧問)



ドキュメンタリー映画「いわさきちひろ27 歳の旅立ち」上映会

  • 日時:9/10(土)16:00~18:00
  • 定員:50名
  • *要申し込み 8/11(木)受付開始



ちひろの水彩技法ワークショップ にじみのキーホルダー

  • ちひろが得意とした水彩技法の「にじみ」を体験する人気のワークショップ。今回は「にじみ」の好きな部分を切り抜いて、キーホルダーをつくります。
  • 8/28(日)10:30~ ※所要時間は30分程度
  • 対象:5歳以上
  • 定員:70名(先着順) *当日申し込み 受付開始10:00~(最終受付15:00)
  • 参加費:無料(文化庁平成28年度 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業)



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