ちひろ没後40年 ―世界中のこどもみんなに平和としあわせを― ちひろの願い

期 間 2014年3月1日(土)~5月18日(日)
場 所 展示室1,3
1970年、いわさきちひろは、「ベトナムの子供を支援する会」主催の反戦野外展に1枚のポスターを出品しました。そこには「ベトナムのこども わたしたちの日本のこども 世界中のこどもみんなに平和としあわせを」ということばが記されていました。このことばには、自身の戦争体験に引き寄せ、ベトナム戦争に心を痛めたちひろの切実な願いが凝縮されています。本展では、『戦火のなかの子どもたち』など反戦の願いを込めて描いた絵本の原画とともに、子どもたちの命のかがやきを絵筆でとらえた作品の数々を展示します。

平和への願いを込めた絵本

ちひろは、生涯に戦争をテーマにした3冊の絵本を手がけています。広島で被爆した子どもたちの詩や作文に絵をつけた『わたしがちいさかったときに』(童心社)、ベトナム戦争をテーマにした『母さんはおるす』(新日本出版社)と『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)、どの絵本にも子どもの命を脅かす戦争を許さない、強い反戦の想いが込められています。

シクラメンの花のなかの子どもたち 『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)より 1973年
「戦場にいかなくても 戦火のなかでこどもたちがどうしているのか、どうなってしまうのかよくわかるのです。子どもは、そのあどけない瞳やくちびるやその心までが、世界じゅうみんなおんなじだからなんです。」 (1973年)

命のかがやき

「子どもは全部が未来」と語ったちひろ。ちひろにとって子どもはかけがえのない命そのものでした。ちひろが描くしなやかな子どもやあかちゃんの姿には、母親としてのあたたかなまなざしが感じられます。

はなぐるま 1967年

『わたしのえほん』

戦争体験や夫との出会い、母親であり画家である自身の暮らしを絵と文でつづったちひろの自伝的な絵本『わたしのえほん』を通して、ちひろの人生をたどります。

アトリエの自画像 『わたしのえほん』(みどり書房/新日本出版社)より 1969年

「ちひろの願い」展関連イベント

没後40年記念 松本由理子講演会「ちひろが願ったこと」

  • 晩年のちひろを知り、その遺志を継いでちひろ美術館の設立と運営に取り組んできた松本由理子が、ちひろの人生と想いを語ります。
  • 日  時 : 4/6(日)15:00~16:30
  • 講  師 : 松本由理子(公益財団法人いわさきちひろ記念事業団評議員)
  • 定  員 : 60名 ※要申し込み 3/6(木)受付開始
  • 参加費 : 500円(入館料別)
  • 詳しくは、こちら



平山知子講演会『ちひろさんとわたし、そして憲法の話』

  • 生前のちひろとゆかりの深い平山知子が、憲法記念日を前に、今の時代こそ伝えたいちひろの生き方の原点と、憲法の大切さについてお話します。
  • 日  時 : 4/29(火・祝) 15:00~16:30
  • 講  師 : 平山知子(弁護士・公益財団法人いわさきちひろ記念事業団理事)
  • 定  員 : 50名 ※要申し込み 3/29(土)受付開始
  • 参加費 : 500円(入館料別)
  • 詳しくは、こちら



松本猛ギャラリートーク

  • 母・ちひろとの思い出や展示のみどころなどをお話します。
  • 日  程 : 3/9(日)14:00~
  • 講  師 : 松本猛(ちひろ美術館常任顧問・絵本学会会長)
  • ※参加自由、無料(入館料のみ)



ガーデントーク ちひろの庭の花めぐり

  • 「ちひろの庭」や展示室で、ちひろが愛した草花などのエピソードを紹介します。
  • 日  程 : 3/30(日) 14:00~14:30
  • ※参加自由、無料(入館料のみ)



ファミリーギャラリートーク

  • ちひろの絵を対話しながら鑑賞します。ご家族でご参加ください。
  • 日  程 : 4/12(土)14:00~
  • ※参加自由、無料(入館料のみ)



ギャラリートーク
第1・3土曜 14:00~

  • 会期中の日程 : 2014年3/1 ・ 3/15 ・ 4/5 ・ 4/19 ・ 5/3 ・ 5/17
  • ※参加自由、無料(入館料のみ)



主な展示作品

  • 『戦火のなかの子どもたち』
  • 『わたしがちいさかったときに』
  • 『母さんはおるす』
  • 『あかちゃんのくるひ』
  • 『わたしのえほん』  他
  • 出展作品数 55点(ピエゾグラフ含む)
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