-平和で、豊かで、美しく、可愛いものがほんとうに好きで-
いわさきちひろ展

期 間 2013年5月22日(水)~8月4日(日)
場 所 展示室1,3
1918(大正7)年生まれのいわさきちひろの娘時代は、戦争の時代と重なっています。戦時統制下の日本では、日ごとに周囲からやさしい色彩が消え、息もつけない恐ろしい世の中になっていったと、ちひろは当時を振り返っています。第二次世界大戦後、絵本画家として活躍したちひろは、「何しろかわいいものが好き」と公言し、生涯、子どもを描き続けました。ちひろにとって子どもがいる平和な情景はかけがえのないものでした。
本展では、ちひろの言葉とともに、あかちゃんや子どもを描いた作品や、子どもの心をとらえた絵本の原画を展示し、その背後にあるちひろの願いに迫ります。

いのちのかがやき

ちひろが描く子どもたちの絵には、母親としてのあたたかなまなざしが感じられます。平和を声高に叫ぶ要素は何も描かれていなくても、かわいいもの、美しいものを愛し育み、未来につながるいのちを守りたいという、ちひろの願いが込められています。

「本当に自然のすばらしい生命両kがあるんですよね。子どもは全部が未来だし……。」(1972年)
つば広帽子の少女 1971年

子どもたちの肖像

一人の母親として、息子をこよなく愛したちひろ。ちひろが描く子どもたちには、母親のあたたかいまなざしが感じられます。

「戦場にいかなくても 戦火のなかでこどもたちがどうしているのか、どうなってしまうのかよくわかるのです。子どもは、そのあどけない瞳やくちびるやその心までが、世界じゅうみんなおんなじだからなんです。」 (1973年)

日傘を持つ女の子と赤い帽子の男の子 1970年

戦火のなかの子どもたち

ベトナム戦争が激化するなか、ちひろは自身の戦争の記憶を重ねて、子どもたちを案じ、病をおして絵筆をとりました。

日傘を持つ女の子と赤い帽子の男の子 1970年
防空壕の子どもたち 『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)より 1973年

「いわさきちひろ展」関連イベント

松本猛×松本春野親子対談「絵本『戦火のなかの子どもたち』から『ふくしまからきた子』へ」

  • 日  時 : 2013年7/13(土) 14:00~15:30
  • 講  師 : 松本猛(いわさきちひろの息子、ちひろ美術館常任顧問)、松本春野(絵本作家)
  • 申  込 : 要申し込み、6/13受付開始
  • 参加費 : 500円(入館料別、高校生以下入館無料)
  • 定  員 : 60名
  • 詳しくは、こちら



ギャラリートーク

  • 日  程 : 6/1(土)・6/15(土)・7/6(土)・7/20(土)・8/3(土)
  • 時  間 : 14:00~
  • ※参加自由・無料(入館料のみ)



主な展示作品

出展作品数 52点(ピエゾグラフ作品5点を含む)

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