ちひろ・ 子どもたちの情景

期 間 2012年8月29日(水)~11月11日(日)
場 所 展示室1・3
いわさきちひろ 1972年


絵本のなかに“心のふるさと”を描いた画家いわさきちひろ。さまざまな子どもの情景を描いたちひろの絵は、胸の奥にある幼い日の記憶を呼び覚まします。
本展では、四季折々に遊ぶ子どもたちの姿や、なつかしい遊びを描いた作品、絵本『みんなでしようよ』『となりにきたこ』の原画、遊ぶ息子のスケッチなどを紹介します。自然とのふれあいや、友だちや家族との絆といった、今の時代にこそ求められている大切なものを、ちひろの絵を通して見つめなおします。

自然のなかで―四季折々に遊ぶ子どもたち

身近な自然を愛したちひろは、移ろいゆく季節の表情を詩情豊かに描き出しました。ここでは、四季折々に遊ぶ子どもたちの姿をとらえた作品を紹介します。
桜の花びらを見つめる子ども 1969年 黄色い傘の子どもたち 1971年

みんないっしょに―なつかしい遊びの風景

幼児向けの絵雑誌に描かれたものを中心に、「ままごと」や「かごめかごめ」「おにごっこ」など、集団でのなつかしい遊びの風景を描いた作品を展示します。
「ロンドン橋がおちる」 1966年 「かごめかごめ」 1958-60年頃

地域や家族のなかで

通常の教科書とは異なり、検定のない社会科の副読本として制作された「しょうがくしゃかい1 たろうとはなこ」(日本書籍)。小学1年生の主人公たろうの生活を、学校や家庭、地域で出会うさまざまな人々とのエピソードを交えて描いています。
のぼり棒 1971年 夕飯を食べる家族 1970年

絵本『となりにきたこ』

ちひろが「実験劇場」とよんでいた至光社の絵本シリーズの第3作目にあたる絵本です。ちひろはこの絵本ではじめて、パステルによる線描を試み、大胆なストロークで描く新たな表現を確立しました。
落がきをする子ども 『となりにきたこ』(至光社)より 1970年 引越しのトラックを見つめる少女(習作) 1970年

少女像

「子どもを描いていると、自分の小さいときのことを自分で描いているという感じがします」と語ったちひろは、数多くの少女像を残しました。ちひろの筆は、ひとり物思いにふける無垢で繊細な少女の心情までもとらえています。
枯れ草と少女 1970年 スケッチブックを持つ青い帽子の少女 1971年

関連イベント

ギャラリートーク

  • 日 程:9/1(土)・9/15(土)・10/6(土)・10/20(土)・11/3(土)
  • 時 間:14:00~
  • ※ 参加自由・無料(入館料のみ)

主な展示作品

出展作品数 約60点

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