ちひろとちひろが愛した画家たち

期 間 2010年11月17日(水)~2011年1月30日(日)
場 所 展示室1・2・3・4
後 援 杉並区教育委員会、中野区教育委員会、西東京市教育委員会、練馬区教育委員会
協 力 原爆の図丸木美術館、財団法人野間文化財団、婦人之友社
いわさきちひろは、さまざまな画家たちの作品に魅了され、影響を受けながら独自の画風を確立していきました。ちひろの代表作や油彩、中期童画、素描やスケッチとあわせて、生前ちひろが敬愛していた画家―岡本帰一、武井武雄、初山滋、岡田三郎助、中谷泰、丸木位里、丸木俊、マリー・ローランサン、ケーテ・コルヴィッツの作品を展示し、ちひろの創作の原点に迫ります。
ぶどうとふたりの子ども 1964年頃 木の葉のなかの少女 1966年  十五夜の子どもたち 1967年

岡本帰一、武井武雄、初山滋

「美しい月見草が夕やみのなかにゆれてにおっているようであった。また大きな三日月が陰の部分をあかるくまるく残して、絵本いっぱいにひろがっていた。(中略)岡本帰一の絵が好きになり、武井武雄、初山滋の絵の夢にあこがれた。」 いわさきちひろ 1968年 
※絵雑誌「コドモノクニ」について語ったことば
ぶどうとふたりの子ども 1964年頃 木の葉のなかの少女 1966年  十五夜の子どもたち 1967年

岡田三郎助、中谷泰

ちひろは14歳で、岡田三郎助について油絵とデッサンを学び、3年後には岡田が顧問を務める朱葉会で入選を果たします。また23歳のときに、若手の画家として注目を集める中谷泰の作品(特選受賞)を文展(後の日展)で目にして、その絵に魅了されたちひろは、すぐさま中谷のアトリエを訪ねて入門しました。
ぶどうとふたりの子ども 1964年頃 木の葉のなかの少女 1966年 

丸木位里、丸木俊

終戦の翌年、絵の勉強のために東京に戻ったちひろは、丸木俊のもとでデッサンの指導を受け、一本の線を責任を持って引くという考え方を学びます。また、後にちひろの画風の特徴となる水彩によるたらし込みの技法は、丸木位里の水墨画からの影響がうかがえます。

マリー・ローランサン

「はじめてローランサンの絵を見たときは、本当におどろいた。どうしてこの人は私の好きな色ばかりでこんなにやさしい絵を描くのだろうかと」  いわさきちひろ 1970年

ケーテ・コルヴィッツ

戦後、絵の勉強をしている時代に、ちひろはコルヴィッツの作品に出会います。「働く人々に共感してもらえる絵を描きたい」と考え、平和を願ったちひろの画家としての生き方は、画風こそ違え、コルヴィッツの人生と重なりあいます。

関連イベント

連続講座「ちひろとちひろが愛した画家たち」

  • ちひろの画業の変遷をさまざまな角度から紹介する連続講座を開催します。
    展示をより深く楽しんでいただくための連続講座、ぜひご参加ください。

  • 日 程:2010年11月27日(土)第1回「ちひろとちひろが愛した画家たち」
                       講師 山田実穂(展示担当学芸員)
  •      2010年12月11日(土)第2回「ちひろとちひろが愛した画家たち」
                       講師 竹迫祐子(安曇野ちひろ美術館副館長)
  •      2011年 1月15日(土)第3回「丸木位里、俊とちひろ」
                       講師 岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
  • 時 間:各回17:15~18:15
  • ※要申し込み・1回のみの受講可能・参加費500円(17:00以前に入館の場合は要入館料)

ギャラリートーク

  • 日 程:11/20(土)・12/4(土)・12/18(土)・2011年1/15(土)
  • 時 間:14:00~
  • ※参加自由・無料(入館料のみ)

主な展示作品

出展作品数 約90点(ピエゾグラフ含む)

ピエゾグラフによる『ちひろ 冬の画集』出版記念展

新刊『ちひろ 冬の画集』出版を記念し、雪のなかで瞳を輝かせる子どもたちや、胸躍るクリスマスやお正月の情景など、ちひろが描いた冬の世界をピエゾグラフで紹介します。

会場:展示室4(多目的展示ホール)

ちひろ冬の画集

定価:2,000円(税込) 判型・体裁:220×200ミリ、108ページ
刊行:2010年11月17日 ちひろ美術館・編 講談社・発行

※続刊 『ちひろ 春の画集』 2010年3月発売予定
  『ちひろ 夏の画集』 2011年5月発売予定
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