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vol.16「手から手へ展」出展画家の絵本2

2013年8月4日(日)までちひろ美術館・東京にて「手から手へ展」開催中


『東北んめえもんのうた』
『東北んめえもんのうた』
作 長谷川義史
出版社佼成出版社 出版年 2012年
宮城、福島、岩手の「んめいもん」を楽しく紹介する東北の応援歌。牛タン、笹かま、あんぽがき、わんこそば……、つぎつぎとおいしいものが登場します。食べ物だけではなく、宮城は伊達政宗、福島の野口英世、岩手が宮沢賢治と、縁の有名人も大活躍。長谷川の大胆なタッチと色彩で、「んめいもん」も人物もユニークに描かれています。細かいところまで遊び心があふれ、長谷川の東北への思いがつまった1冊。
『あさになったのでまどをあけますよ』
『あさになったのでまどをあけますよ』
作 荒井良二
出版社 偕成社 出版年 2011年
「あさになったのでまどをあけますよ」「だからぼくはここがすき」「やっぱりわたしはここがすき」とリズムよく繰り返されます。どこにいても、自分のいるところが一番、という気持ちになる絵本です。印象派の絵画を思わせるような、窓からの朝日に輝く景色が、画面いっぱいに広がっています。荒井の味のある手書きの文字も、画面を極力邪魔しない、左上に配され、色彩の美しさがより際立ちます。あなたの部屋からは、朝、窓を開けたらどんな風景が見えますか?
『月の貝』
『月の貝』
作 名木田恵子 絵 こみねゆら 
出版社佼成出版社 出版年 2013年
津波に家を流され、母親や親しい人を亡くした少女えな。大嫌いな海ですが、ときどき、とても懐かしくなるのです。そんなとき、出会った少年に、えなは「月の貝」をもらいます。児童文学作家の名木田恵子の文章に、こみねゆらが丁寧に絵を描きました。深い海の色を思わせる群青や深緑の画面が続きますが、最後のページに描かれているのは、黄金色の光に包まれたえなの姿。悲しみを乗り越え、これから前に進んでいくであろうえなに、震災で大切な人を失った子どもたちが重なります。
  • 『絵でみる広島の原爆』文 那須正幹 絵 西村繁男 福音館書店 1995年
  • 『そらのおっぱい』スズキコージ作 大畑いくの絵 農山漁村文化協会 2008年
  • 『魔笛』画 ミヒャエル・ゾーヴァ 文 那須田淳  講談社 2002年
  • 『へいわってどんなこと』作 浜田桂子 童心社 2011年
  • 『石のきもち』作 村上康成 ひさかたチャイルド 2010年
  • 『だんだんおかあさんになっていく』作 おーなり由子 PHP研究所 2011年
  • 『貝の子プチキュー』作 茨木のり子 絵 山内ふじ江 福音館書店 2006年
  • 『花じんま』再話・絵 田島征三 福音館書店 2013年
  • 『なつのいちにち』作 はたこうしろう 偕成社 2004年
  • 『ハルコネコ』作 あおきひろえ 教育画劇 2009年
  • 『となりのせきのますだくん』作 武田美穂 ポプラ社 1991年 
  • 『うたうしじみ』児島なおみ著 偕成社 2005年
  • 『おしいれのぼうけん』作 古田足日 絵 田畑精一 童心社 1974年
  • 『くっついた』作 三浦太郎 こぐま社 2005年