女の子と乳母車、あかちゃんとくまのぬいぐるみを、ほぼ真上からのアングルで描いており、映画の一シーンを思わせる、不思議な絵です。絵本『あかちゃんのくるひ』の最終場面のこの絵には、それまで別々に登場してきた主人公の少女、彼女の大事にしてきたくま、そして、新たにやってきた弟のあかちゃんが皆一緒に描かれ、お姉さんとなった少女のやさしさや喜びが静かに表現されています。まるで光のなかを歩んでいるようにも見える、まっ白な背景のなかの2人(と1匹)は、これから紡がれるであろう新たな物語の流れに向かい、進んでいくのでしょうか。