アンデルセンの童話を絵本にした『おやゆび姫』(ひかりのくに昭和出版1966年/改訂版 講談社1984年より)の一場面です。花のなかから生まれた小さなお姫さまは、花が大好きだったちひろに、豊かなイメージを与えたのでしょう。1953年から童話集や絵本、カレンダーなどに、少なくとも7回はこの童話を題材に描かれています。「いろいろなおひめさま、また魔女たちに、わたしは、それぞれのイメージをつくり、それをすこしずつ発展させながら、なんかいかいたことだろう。なんかいかいても、なお工夫するたのしさを、わたしはいまだに失わないでいる。」と、ちひろは語っていました。