「あめが ふります/あめが ふる/あそびに いきたし/かさは なし/べにおの かっこも/おが きれた/あめが ふります/あめが ふる/いやでも おうちで/あそびましょう/ちよがみ おりましょう/たたみましょう」

北原白秋の童謡「あめ」のために描かれた作品です。ちゃぶ台の上の色とりどりの千代紙と少女の髪の毛を結わえた赤と黄色のリボンが、画面のバランスをうまく保ち、アクセントになっています。少女は頬杖をつき、こちらをじっと見つめ、何を思うのでしょう。背景の青や紫の微妙な色合いの筋は、雨だれを思わせると同時に、物思いにふける少女の心情を映し出しているかのようです。