黄色いカナリヤが小さな包みをくわえて子どもを訪ねてきたのでしょうか。包みの中身はなんでしょう?木の実かな、花の種かな?青いしゃれた帽子をかぶった子どもに対して、小鳥も赤いベレー帽をかぶっています。さまざまな空想のふくらむ作品です。1971年、ちひろは小鳥のいる絵を多く描きました。この年ちひろは絵本『ことりのくるひ』を制作しており、子どもと小鳥の交流をもっと描いてみたいという思いがあったのでしょう。ちひろのアトリエのベランダにも、ポッコという真っ白なハトが住んでいて、ちひろが呼ぶとクークーとのどをならしてこたえていたといいます。