ちひろの水彩技法

水彩絵の具を駆使し、やわらかで清澄な、独特の色調を生み出したちひろ。西洋で発達した画材を用いながら、水をたっぷり使ったにじみやぼかし、大胆な筆使いを活かした描法などは、むしろ中国や日本の伝統的な水墨画に近い表現をみることができます。何気なく描かれたようにみえる絵の背後には、さまざまな技法がかくされています。

『ちひろの絵のひみつ』(講談社)より

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