【展覧会のお知らせ】

当館のコレクション作家の展覧会を2つご紹介いたします。
いずれも東京都内で行われています。

★1つめ
【井上洋介没後1周年大誕生会】
2017年3月3日(金)~3月12日(日)
会場 アートコンプレックスセンター(東京 新宿 大京町)
URL → http://www.tomsbox.co.jp/

今年2017年8月24日(木)~は、ちひろ美術館・東京で「<企画展>奇喜怪快 井上洋介の絵本展」を予定している井上洋介。

本日月曜日はお休みとのことですが、明日7日(火)は井上洋介の生きていれば86歳の誕生日ということでした。
こちらの展示では圧巻のタブロー群が展示されています。

★2つめ
【-草原からの便り-
 バーサンスレン・ボロルマー / イチンノロブ・ガンバートル 】

2017年3月13日(月)~25日(土)
会場 ピンポイントギャラリー(青山)
URL → http://www.pinpointgallery.com/

モンゴルの民話を題材にした絵本を数々出版しているボロルマーさんの展覧会です。絵付けした”こけし”もお迎えするとのこと。

 
ご興味のある方、ぜひお運びください。

(I.H.)

光と色彩のアート「えほん ねぶた」が輝く!

秋雨とともに、急に秋めいてまいりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

ちひろ美術館・東京では、ただいま「あべ弘士の動物王国展」を開催中です。
あべ弘士は、“行動展示”(*)の先駆けとして注目を集める
旭山動物園(北海道旭川市)で飼育員を25年間勤めた異色の経歴を持つ画家です。

             * 行動展示:動物の特有の行動や生活を見せる展示

「あべ弘士」と聞くと、テレビ番組や舞台、アニメーション映画の原作となった、
絵本『あらしのよるに』(文・木村裕一 講談社 1994年)の絵を
思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

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本展では、『あらしのよるに』第一巻の原画をはじめ、
初期から近作までの絵本原画74点のほか、立体作品も紹介しています。

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羽音や鳴き声が聞こえてきそうなフラミンゴの群れ・・・
立体作品は、このほかにキリン3頭、オオカミ約100匹(!)も。

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オオカミたちを制作中のあべ弘士(安曇野ちひろ美術館にて)。

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「ねぶた」は、青森県津軽地方に伝わる伝統的な祭りです。
本展では、あべが、祖父の故郷・青森県を訪れた際、
「ねぶた祭りの絵を描いてみたい」と願い、実現した作品4点もご覧になれます。
これらの作品には、画家の遠い故郷への恩返しの思いも込められているとか・・・。
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あべが力強い線と鮮やかな色彩で描いた勇壮なトラ、舞い泳ぐクジラやアザラシなどが
暗闇の中で幻想的な輝きを放っています。

本展では、このほか、あべが北極圏を訪れた際の貴重なスケッチや
写真などの貴重な資料や、 あべ行きつけの飲食店の襖絵も紹介
(現在、お店には襖がない状態です・・・)。

あべ弘士が描く、動物たちの命の輝きを、ぜひ体感しにきてください!
(NY)

★「えほんねぶた」は、撮影できます。
★<大人特典> ドレスコード特典!
動物をモチーフにした服(動物のワンポイントやアニマル柄でもOK.)を
お召しの方は入館料が100円引(700円) になります!
※帽子、バッグ、靴、スカーフ等の小物以外です。
※ご同伴のお子さまの服は除きます。

★<子ども特典> 絵本持参特典!
あべ弘士さんの絵本を持って来館の方に、絵本カフェのりんごジュース
(ミニサイズ)を1杯プレゼント!
※1人1冊ずつお持ちください。
※当日中にお使いください。
※子ども=高校生以下。

ホジェル・メロ展に寄せられたメッセージをご紹介します!

金木犀の香りが風に漂うころとなりました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

ちひろ美術館で開催中の、

「非戦70年 ちひろ・平和への願い」「旅する芸術家 ホジェル・メロ展」は、

いよいよ会期後半に入りました。

ホジェルメロ展ちらし

当館では、スタッフが開館中に館内を見回るのですが、

その際に点検する「感想ノート」には、いつになく

ブラジルにゆかりのある方からの嬉しい書き込みが目立ちます。

C

メロ展感想ノートその3

作品の美しさ、色彩、立体感、また社会に対する視点や

彼の詩情あふれる世界に共感をいただいているようですね。

C

メロ展感想ノートその4

「こんにちは、あなたの素晴らしい絵が大好きです」

「大胆な色使いの作品を眺めていると、ブラジルで過ごした子ども時代を思い出します」などなど。

12.マングローブの男の子たち小  「マングローブの子どもたち」より 2001年

 

13炭売り少年小「炭焼きの少年たち」より  2009年

 

ホジェル・メロ展開催を記念して、会期中、ブラジル国籍をお持ちの方は

受付にて国籍のわかるものをご提示いただくと、ご入館料が無料となります。

また、ご同伴の方は、半額(通常800円→半額400円)でご入館いただけます。

人数制限はありませんので、ぜひこの機会に、原画の美しさを見に

ご来館いただければ幸いです。会期は10月25日(日)まで。(N.Y.)

 

 

 

出前水彩ワークショップ「ちひろの水彩技法を体験して作品を作ろう」

猛暑が落ち着き、一転して涼しいこの頃となりました。

夏休みの最終週、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

去る8/26(水)、ちひろ美術館・東京では、自転車で30分ほどの距離にある

練馬区立大泉北中学校の美術部へ出前に行ってまいりました。

夏休み中の部活動ということで、部員26名のうち17名が参加してくれました。

 

導入で、ちひろと美術館の紹介をしたのち、

「中学生たちには、子どもっぽいと思われるかな?」と気にしつつ、

絵本『ぽちのきたうみ』を読み聞かせ。

ぽちのきたうみ

みんな予想以上に絵本の世界に集中してくれました。

 

その後、ちひろが得意とした水彩技法のうち、

「にじみ」、「たらし込み」、「白抜き」の3種類を練習。

練習

 

学びたての技法を使って、いよいよ作品作りです。

テーマは、「夏(夏休み)の思い出」。

取り掛かる前に、1分間の「瞑想タイム」をとりました。

瞑想タイム

 

出来上がった作品のなかからいくつか・・・

楠と人物

涼しそうな樟の木陰から、日の光がこぼれて輝いています。

木の下では、白抜きの人物が3名、淡い水彩のにじみの中でたたずんでいます。

どんな会話が広がっているのでしょう?足元に小動物もいるみたい…

一枚の中から物語が感じられますね。

花火

こちらは、「花火」。画面からはみ出すほど、迫力満点の花火が上がっています。

「ドーン」「パチパチパチ…」打ち上げ花火の音まで聞こえてきそう。

 

終了後は、

「最近は色鉛筆ばかり使っていたので、久しぶりに水彩絵の具で描けて新鮮だった」

「母も私もちひろさんの絵が好きなので、嬉しかった」

「ぼかすのは簡単だったけど色が混ざってしまって難しかった」

「色を重ねて明るい色や暗い色、自分なりの色を作れるところが水彩絵の具のいいところ」

「今回の体験で知らない技法を学べて楽しかった」

「これまでより楽しく絵の具が使えるような気がした」

・・・などなど、中学生らしい素直な感想をたくさん寄せてもらいました。

 

今度はぜひ、ちひろの原画を見に、美術館にも来てくださいね!

(N.Y.)

8/23(日)「にじみのキーホルダーづくり」を開催

夏の厳しい暑さも収まり、秋を感じさせるような風が吹く頃となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。インターンシップ生のIです。

8月23日の日曜日、ちひろの水彩技法を体験できるワークショップが開催されました。今回は水彩絵の具のにじみを使って、キーホルダーをつくりました。

私もワークショップの補助として参加させていただいたのですが・・・
見ているだけでも楽しい!どんな作品が出来上がるのかワクワクする!とお客様たちのなかに混ざって楽しい時間を過ごすことができました。

図1

お子さんから大人の方まで、71名の方が参加してくださいました。

家族で訪れる方が多く、自分の出来上がった作品を見せ合いっこしたりと、和気あいあいとした様子が見受けられました。

図2

一枚の画用紙の上で、赤・青・黄色の3色を垂らすと、にじんで色が混ざり合っていき、様々な模様が現れていきます。一人ひとり画用紙に描かれるものは違っていて、その人の個性が見出されているような気がしました。また、自分の思い描いていなかったことが目の前で繰り広げられる様子に驚いている方もいらっしゃいました。
自分の目で、色がにじんでいく様子や広がっていく様子を見て楽しむことが出来るので、水彩に対する新たな発見に出逢える時間でもあったと思います。

図3

水彩技法体験を通して、「面白い」「楽しい」という声があるなか、「難しい」という声を耳にすることも多くありました。
この技法を使って様々な子どもたちを描きあげていたちひろさんの技術の高さは、とても優れていたんだと改めて感じました。

ご参加いただいたみなさまにとって、楽しい時間を過ごしていただけていたら幸いです。
夏休みも残りわずかとなってきましたが、お元気にお過ごしください。 (S.I.)