夕暮れミュージアム

8月24日(土)は、毎年恒例になりつつある、「夕暮れミュージアム」を開催いたしました。
8月は通常18時閉館ですが、この日は特別に21時まで開館し、
普段は見ることのできない、夜の美術館をお楽しみいただけます。

エントランスまでは、地元・松川村の保育園の子どもたちが絵を描いた紙袋と、
廃油ろうそくを使った「安曇野まほらランタン」が灯り、
やさしい光が美術館を包みました。

自分が絵を描いた紙袋を見つけ、喜ぶ子どもたちの姿が見られました。

また今年は、松川村地域活動支援センターのみなさんが制作してくださった、にじみを使ったランタンも置かれました。

日が落ちると…

万華鏡のように美しく、とても幻想的な雰囲気です。

そして中庭では、“ちょっと怖い”絵本のおはなし会が行われました。
お客さまの中には、「昨年のおはなし会に参加して、子どもがすっかり気に入ってしまった」という方も。

秋の夜風を感じながらの、とても素敵な夜でした。
ご来館くださったみなさま、ありがとうございました!

(S.K)

イラクで被災地支援の演奏会をおこなった姉妹

戦争の影響によってがんや白血病などにかかるイラクの人々が、
医療を受けられ命が助かることを目指して活動する日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET/代表・鎌田實さん)の招きで来日され、
日本各地で演奏や交流活動を行っているスハットさん(20歳)とハディールさん(17歳)姉妹が、安曇野ちひろ美術館を訪ねてくださいました。

おふたりは、10年前にJIM-NETのワークショップで音楽と出会い、
困難な状況の中でその後も音楽をつづけ、2011年の東日本大震災ではバクダッドで被災地支援のための演奏を行ったそうです。
今のイラクの国歌は、その自然や営みの美しさを歌ったもの。
さまざまな国々の人たちが互いを認め合い理解しあって、平和な世界を作っていくことができればと話されました。

(Y.T)

「ちひろになれる!7つの法則―技法徹底解剖―」

現在、展示室1では、「ちひろになれる!7つの法則―技法徹底解剖―」を開催中。
本展では、ちひろの技法を、7つの視点から紹介しています。
ちひろの絵の魅力を再発見するとともに、皆さんが絵を描くときのヒントになるかもしれません。

法則その1「水の使い方」
ちひろが好んで使った水彩絵の具は、“水”の使い方の工夫でいろいろな表現ができます。
「にじみ」「白抜き」「かすれ」といった水彩技法を、作品とパネルで解説。

ちひろが実際に使っていた画材も展示されています。

制作中の姿を撮影した写真をスライドショーで展示。
ちひろのきき腕や、絵が完成するまでの様子がわかります。

法則その2「かわいさのポイント」、法則その4「色でも一工夫」は、
体験コーナーも設置しています。

かわいい!と感じるあかちゃんの顔のバランスはどれ?
3種類の三角形を使って、ちひろならではの顔のバランスをさぐります。

それぞれの絵に、4種類の色のくつしたを当てはめてみましょう。
どの色が一番似合うと思いますか?
ほんの少し色を加えるだけで、画面全体の印象が大きく変わります。

ちひろが描いた色はどれでしょう?
答えは絵本カフェに展示しています。

その他、以下の法則も紹介しています。
・法則その3 構図で工夫
・法則その5 線のテクニック
・法則その6 “引き算”で描く
・法則その7 愛するものをモチーフに

この展示を観ると、あなたもちひろになれるかも?!

(E.S)

ここはSOHO?

いえいえ、間違いなく、安曇野ちひろ美術館の展示室です。

7月12日からスタートしたクヴィエタ・パツォウスカー展。
真っ白い壁に、ビビッドな色の作品で、空間を全く違う印象です。

しっかり伸ばすと全長10数メートルになる蛇腹の絵本は、触って楽しめます。
夏の暑さを吹き飛ばしてくれる、クールなパツォウスカーの世界が
お待ちしています。

(Y.T)

あなたもちひろになれる!?

7月12日からスタートした夏のいわさきちひろ展を見ると、
あなたもちひろになれる!?
ちひろの表現、技法を7つの法則で紹介しています。

例えば、法則その5は、”ひき算”で描く。
これ以上は省力ができないほど、ぎりぎりの少ない線で描かれた少女像。

法則その2の「かわいさのひみつ」
法則その4の「色でもひと工夫」では、体験コーナーも!
あなたも、実際に両目とあごの先をむすぶ黄金比率や、
描かれた女の子のソックスの色を、自分の感覚で試してみてください。

(Y.T)

パツォウスカー探検ツアー!

地元・松川中学生が案内役となって、開催中の「企画展 色の音 紙の詩 クヴィエタ・パツォウスカー展」を紹介する「パツォウスカー探検ツアー」。
普段は見ることができない美術館の裏側も探検できると好評です。
(8/17(土)まで開催中)

案内役となる中学生は、事前に研修を受けて
パツォウスカーやその作品について学びました。

学芸員の説明に真剣に耳を傾け、メモをとります。

作品の魅力を体感も。

そして迎えた本番。
中学生が、展示のみどころや作品の魅力をわかりやすくお話します。

ワークショップで体験できる「サイ」のコラージュの元になった、
絵本の原画を鑑賞。
“どのサイが好き?”という中学生の問いかけに会話が弾みます。

パツォウスカー作品の魅力のひとつ、「色」の説明では、
作品の拡大パネルを使って、ピエロの帽子を着せ替えます。
帽子の色が変わると、全体の印象も変わることを実感。

作品には、さまざまな素材が使われています。
写真の作品には、何が使われているでしょうか。

(答え:麻ひもや竹、和紙など)

そして、普段は見ることのできない、美術館のバックヤードも見学します。

最後は、安曇野ちひろ公園にある作品を鑑賞。

知って楽しいことがたくさんのツアーです。クイズもありますよ。
ぜひご参加ください!

(E.T)

夏休み体験コーナーがはじまりました!

地元・松川中学生のサポートによる、夏休み体験コーナーがはじまっています。
期間は、7/27(土)~8/17(土)まで。
ちひろとパツォウスカー2人の技法を体験する「ちひろワークショップ」「パツォウスカーワークショップ」を開催中です。

「ちひろワークショップ」では、水彩絵の具による「にじみ」と「白抜き」技法を体験し、
カードをつくります。

まずは、中学生から説明を聞きながら、ちひろの絵をにじみスコープで観察!

次に、「にじみ」と「白抜き」を体験します。

とてもきれいな「にじみ」と「白抜き」ができました。

乾かしたら、台紙に貼り付け完成です!

「パツォウスカーワークショップ」では、
パツォウスカー絵本の中から、「紙の町」と「サイ」をつくります。

こちらは、「紙の町」の制作風景。
パツォウスカーの「紙の彫刻」のような紙の家をつくります。

紙の家が集まると、紙の町ができます!

「サイ」はこちら。
さまざまな紙を「サイ」の台紙に貼り付けて、自分だけの「サイ」をつくります。

オリジナリティあふれる「サイ」ができました!

子どもからおとなまで楽しめるワークショップです。
夏休み、ぜひ作品をつくりに美術館へおこしください!

(E.T)

夏の絵本カフェ

梅雨も明けて青空がひときわまぶしく感じられる季節になりました。
安曇野ちひろ公園には、地元・松川村のボランティアの方々と松川中学生が植えた、
ブルーサルビアがきれいに咲いています。

安曇野ちひろ美術館では、7/12(金)から夏の展示を開催中です。
展示をご覧になった後は、絵本カフェでのんびりと過ごされてはいかがでしょうか。
この夏のおすすめドリンクは、減農薬のりんごを使用した「ゆずりんごソーダ」です。
すりおろした果肉入りりんごジュースにゆずの果汁を加えた、
甘さ控えめで、爽やかな飲み心地が特徴です。

また、松川村産のフレッシュなブルーベリーを使ったタルトも好評です。

8/24(土)には21時まで開館延長を行う、夕暮れミュージアムを開催します。
絵本カフェでは、浴衣でご来館のお客様に、ワンドリンクサービス!
安曇野ちひろ公園でのすずむし捕りや、“ちょっと怖い”絵本のおはなしの会などのイベントも。
美術館までのアプローチには、地元の子どもたちが絵を描いた紙袋と廃油ろうそく
を使った「安曇野まほらランタン」を灯します。

安曇野の夏の星空を眺めつつ、夜の美術館をお楽しみください。
みなさまのお越しをお待ちしています。

(M.H)