夕暮れミュージアム

8月27日(土)は「夕暮れミュージアム」と題し、開館を特別に21時まで延長しました。

通常は17時(GW・8月は18時)に閉館するため、
夕暮れ後の美術館をご覧いただく機会はなかなかないのですが、
この日は年に1度だけ、ライトアップされた館内をお楽しみいただけます。

受付ではすずむしの音色でお出迎え。
スタッフの浴衣姿もお客さまに好評でした。

浴衣でご来館された方にはドリンクをサービス。
30名を超えるお客さまが素敵な浴衣姿でお越しくださいました。

下駄のカラカラという音が館内に響き、とっても風流。

日が落ちてから行われた「おはなしの会」では、夏の夜ならでは、
おばけやバケモノが登場する”ちょっと怖い”おはなしも。

駐車場から美術館までのゆるやかな坂のアプローチには、
廃油ろうそくのやさしい光が灯る安曇野まほらランタンを設置。

松川村の子どもたちが描いた約350個の絵が浮かび上がります。

一時は雨も降り出し、どうなることかと思いましたが、
夕暮れどきにはすっかり雨も止み、涼しい夏の夜となりました。
ご来館いただいた皆さま、どうもありがとうございました!
(A.I)

ラベンダー?

夏の大花壇が、満開です。

ちひろ館と世界の絵本館を繋ぐ渡り廊下から見える、一面の青紫。
「わー、綺麗なラベンダー!」とおっしゃるお客様が多いのですが……
実は、ブルーサルビアです。

ミニひまわりの黄色との、コントラストも鮮やか。

ご来館の際には、ぜひ大花壇での記念撮影もお楽しみください!
(M.M 3)

安曇野まつかわサマースクール 7月30日・31日

このブログでも、ときどきご紹介してきましたが「安曇野まつかわサマースクール」が、去る7月30日、31日に本番を迎えました。

初日は、学生の企画による「めぐるぐるぐるおいしい記憶」。伝えていきたい食の記憶をたどりながら、松川村の伝統的な行事食を工作でつくりました。

午前中は、四季のグループ(それぞれが家族になりました!)に分かれ、村のお母さんたちのお話を聞いたり、ワークショップ会場のすずの音ホール内に材料収穫に出かけたりしながら、各行事食づくりのための素材を集めます。

各家族に伝わる食にまつわる紙芝居でオープニング。

こちらは、にんじん家。表札を作っているところです。

午後は、いよいよ各家族の行事食の制作です。
座卓にみたてた大きな用紙に、午前中に聞いたお話や素材をもとに、描いたり、切ったり、貼ったり……、家族ごと、思い思いに作っていきます。

田鯉のすずめ焼き。

ついには、立体作品も!皆、制作に熱中。

今まで知らなかったお料理や特別な食べ物が、それぞれの座卓に並びます。

料理の説明もつけ、完成したら、お互いの家族を訪問。「あれは何?これは?」とほかの家族が作ったものに、みんな興味津々でした。

春はおひな祭り。

夏はお盆。

秋はお祭り。

冬はお正月。

一日の終わり、記念撮影をして解散しました。今日の体験を家族に、食卓を囲みながら伝えてもらえたらうれしいな、と思います。

2日目は、サマースクールOG(武蔵野美術大学卒業生)たちによる、「松川のよいとこあふれる575」。10年記念ということで久しぶりにワークショップを企画してくれました。松川村内各所のお宅に伺い、色を見たり、音を聞いたり、景色を見たり、五感で松川村を感じたことを「575」の言葉で表現しました。

まずは、木の下でウォーミングアップ。

早速、村内3箇所のお宅に訪問です。

「色のワークショップ」では、「しっとり色」「さらさら色」と参加者はお題をもらい、探します。参加者それぞれの感じ方で、ぶどうは、さらさら色だし、

つるつる色はなんとカエル!

その後できた575。
「たくさんの みどりのぶどう さらさらだ」

「音のワークショップ」は、地図に聞こえてきた音を書き込んでいきます。川のせせらぎは、「ちょろちょろりん」。鳥は空で「ぴよぴよぴよ」。だんだん、みんなも慣れてきて、575もつぎつぎにできあがります。
「せみのおと うるさいけれど 夏がいい」

音を探しにこんなところまで。私たち美術館スタッフにはなじみの場所です。

「景色のワークショップ」は、窓から見た松川の景色をなぞります。
ぼくは、あの木、私はこの田んぼ……。

「ふさふさの まるい木みえた やまがみえた」

ワークショップの最後は、すずの音ホールに戻り、自分のつくった575をカードにしました。
松川のよいところがたくさん見つかったでしょうか。


本年の2日間のワークショップ活動は、すずの音ホール内でご紹介しています。
ぜひ、お立ち寄りください。

参加者の皆さん、松川村の皆さん、武蔵野美術大学の皆さん、今年もありがとうございました。10周年の来年も、ここ松川でお会いできることを、楽しみにお待ちしています。
(A.Y)

ちひろの水彩技法体験

夏休み体験コーナーが始まって、早いもので約2週間。
連日、多くのお客さまに参加していただき、中学生ボランティアもスタッフも嬉しい悲鳴です。会場の様子、そして体験内容を、ご紹介しますね。

最初に、ちひろの作品と技法についての説明を聞いていただきます。

ちひろの技法を知った後、にじみに挑戦。
それぞれの力作が、生まれます。

にじみ作りを満喫したら、乾燥コーナーへ。
ドライヤーで乾かすのに、15分ほどかかります。
その間は、館内や会場内のコーナーで、くつろいでお待ちください。

にじみが完成したら、マグネットかカードを選んで作成します。
どこを切り取るか、真剣に考えて……切ったり、貼ったり。

お時間のある方は、メッセージオーナメント作りも。
会場内のツリーは、たくさんのオーナメントがつるされて華やか。

体験コーナーは、8/17(水)まで、まだまだ続きます。
所要時間は約30分ですので、お時間にゆとりを持って、ぜひご参加くださいね!
(M.M 3)

「ようこそ!絵本水族館」ただいま開催中です

今夏のちひろ美術館コレクション展は、「ようこそ!絵本水族館」
床の青い水玉をたどっていくと、展示室に到着。
ここは、絵本の世界に登場する水の生き物が大集合の楽しい水族館です。

こんなところにもこんな生き物が!(さて、どこでしょう?)
絵本画家による立体作品も、ユニークです。

こちらは、自由に楽しめる子どもたちに大人気のワークシート。
展示作品のどこかに、このワークシートに載っている生き物たちがいます。
探しながらご覧いただくのも、本展の楽しみ方のひとつです。

圧巻は、安曇野ちひろ美術館初公開の長新太『びっくり水族館』。
絵巻絵本というだけあって、長い長い。
約3mの作品のなかに描かれているのは、
「パンツイカ」、「ヤキュウウニ」、「オジサンジュゴン」……、
長新太のナンセンスワールドが存分に楽しめます。
ここに描かれている子どもたちの人数当てクイズも開催中。
じっくり細かく数えている方もいれば、勘で答えを書いている方もいらっしゃいます。
ご来館の際には、ふるってご参加を!

展示室5の「絵本の歴史」でも、今回は、水の生き物が登場する資料を紹介しています。
ケース展示のこの絵入り俳書『海の幸』(宝暦12年/1762年)は、多色摺りの板本。
様々な「海の幸」が描かれています。

夏休み、楽しい絵本水族館にぜひご来館ください!
(A.Y)