母となったちひろは、成長するわが子の姿を描きとめました。母親としての実感は、水彩によるあかちゃんの傑出した作品を生み出します。母としてのまなざしが感じられる、あかちゃんの代表作、絵本『おふろでちゃぷちゃぷ』の原画などを展示します。

『おふろでちゃぷちゃぷ』より 1970年
絵本原画を美術と捉え、世界中の優れた作品を蒐集してきたちひろ美術館。本展では、なじみ深い絵本の原画から知られざる秀作まで、4大陸100人の絵本画家の作品を一堂に展示します。

モーリス・センダック(アメリカ)
『かいじゅうたちのいるところ』のイメージ 1988年
美しく、可愛いものを心から愛したちひろ。野に咲く素朴な花々とも心を通わせて、生命力に満ちた姿をいきいきと表現しています。本展では、野の花と子どもたちが描かれた作品を、信州・黒姫山荘でのちひろの暮らしとともに紹介します。

わらびを持つ少女 1972年
ちひろ美術館では、これまで、10年ごとに社会状況と絵本の動向を概観し、時代を映した絵本表現を紹介する展覧会を開催してきました。本展では、スズキコージ、酒井駒子をはじめ、2000年代を代表する約20冊の絵本の原画、約100点をご紹介します。

長新太 『ないた』表紙 2004年
「赤いと思えば赤く塗るし、紫だと思えば紫をつけた。」と語ったちひろ。固有の色にとらわれることなく、心で感じた色を使って、光や風、子どもたちの心情をも描き出しました。本展では、絵本『あめのひのおるすばん』等を展示し、ちひろの色づかいの魅力を紹介します。

窓ガラスに絵を描く少女 1968年
50歳から絵を描き始め、日本の絵本のオピニオンリーダーとして活躍した赤羽末吉。本展では、『スーホの白い馬』など物語の世界を豊かに演出した絵本の原画約120点と、スケッチ、資料なども展示し、創意工夫に満ちた絵本づくりを紹介します。
※東京会場とは、展示内容が異なります。

赤羽末吉 『スーホの白い馬』表紙 1967年
ちひろが生きた昭和の時代。どこかなつかしくて、温かく、今とは違った時間が流れていました。本展では、ちひろの初期の作品を中心に、絵本や全集の資料とあわせて紹介します。また、1962年頃のちひろのアトリエも原寸で再現します。

指人形で遊ぶ子どもたち 1966年
国際アンデルセン賞、ブラティスラヴァ世界絵本原画展、野間国際絵本原画コンクールなどの受賞画家40人の作品を紹介します。世界各国で活躍する画家たちの、魅力あふれる作品の数々をお楽しみください。

クヴィエタ・パツォウスカー(チェコ)
『すずの兵隊』より 1985年

