戦後70年特別企画展

期 間 2015年5月15日(金)~7月14日(火)
生涯を通じて「子ども」をテーマに描き続けたいわさきちひろ。ちひろの死後、40年経った現在も、世界では戦争や紛争、テロなどが絶えず起こり、多くの子どもたちが戦火や貧困にさらされています。ちひろ美術館は、「世界中のこどもみんなに 平和としあわせを」と願ったちひろの思いを受け継ぎ、文化の発展に寄与する活動を続けてきました。
第二次世界大戦終戦から70年を迎える今年、安曇野ちひろ美術館では、「平和」をテーマにした3つの展覧会を開催します。展示を通して、ちひろや日本の絵本画家、世界の絵本画家たちが作品に込めた、平和へのメッセージをご覧ください。

Ⅰ ちひろ・非戦の誓い

若い時代に経験した戦争体験が、「私の生き方を大きく方向づけている」と語ったちひろ。本展では、平和をテーマにした絵本やいきいきとした子どもたちの姿を描いた作品を展示し、ちひろの思いを掘り下げます

場所:展示室1・2

Ⅱ 戦争を描いた日本の絵本展

戦後70年、日本の絵本はその間どのように戦争を描いてきたのでしょうか。終戦直後、二度と戦争を繰り返さない、という反省から、子どもの本に携わる人々は新たな本づくりを始めました。しかし、物資の乏しさや、アメリカ占領軍GHQによる4年間の出版物検閲などから、戦争をテーマにした絵本は1950年の丸木俊・位里による小冊子『ピカドン』や、1967年のいわさきちひろが絵を描いた『わたしがちいさかったときに』を経て、1970年代まで待たねばなりませんでした。
1990年以降、戦争に関する多様な絵本が増えている背景には湾岸戦争などの世界の動きや、戦後50年という節目とは無縁ではないでしょう。本展では、1990年以後に出版された日本の絵本のなかから、内容や表現の異なる12冊を展示します。

場所:展示室4

ちひろ美術館コレクション 世界の絵本画家から未来を生きる子どもたちへ

ちひろ美術館では、日本や欧米のほか、アジアやアフリカ、中南米まで、世界各国の絵本画家の作品を収集しています。異なる文化や風習を背景に持つ画家たちですが、子どもたちに思いを寄せ、そのしあわせと平和を願う共通の思いを胸に、絵を描いています。本展では、彼らの作品をことばとともに紹介します。

場所:展示室4

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