信州DC特別企画 重要文化財-銅造菩薩半跏像展

  • 期間:2010年10月1日(金)~12月19日(日)
  • 場所:展示室2
長野県北安曇郡松川村にある観松院には、重要文化財「銅造菩薩半跏像(どうぞうぼさつはんかぞう)」が祀られています。
慈愛に満ちた優しい微笑みをたたえる表情、三日月や房飾りをあしらった宝冠(ほうかん)、流麗な曲線を描く裙(くん)……、本像の最大の魅力は、精巧な技術による造形美にあるといえるでしょう。
本像は、6世紀頃造られ、渡来人によって国内に持ち込まれたと考えられています。法隆寺金堂の金銅釈迦三尊像より古く、日本の仏像史の黎明を告げる最古級の金銅仏と言えます。制作地は、百済(くだら)(朝鮮半島)とする説が有力ですが、近年ではさらに南朝(なんちょう)(中国)の可能性も指摘されています。その歴史的背景には今も多くの謎が残され、制作期、制作地、安曇野の地に至った経緯などは定かではありません。その解明も含め、2009年度から、日本学術振興会の助成を得て、日本(大阪大学)と韓国(国立中央博物館)による共同研究が進められています。
本展では、通常は宮殿(くうでん)に安置されている弥勒像を特別公開するとともに、その魅力と謎を紹介いたします。

主催:松川村・観松院
共催:安曇野ちひろ美術館
協力:観松院護持会
後援:長野県教育委員会・松川村教育委員会・松川村観光協会
研究協力:藤岡穣(大阪大学大学院文学研究科)・松本猛
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