安曇野まつかわサマースクール

2012年8月3日(金)

主催:2012安曇野まつかわサマースクール実行委員会
共催:松川村公民館、武蔵野美術大学芸術文化学科、安曇野ちひろ美術館、安曇野アートライン推進協議会

今年は、34名の参加者とともに、長年この活動に関わった地元の方々も参加し、「めくるめく!安曇野カルタであいうえお」を開催しました。学生たちは、村での事前視察の際、日々営まれる農業での細やかな心遣いや、古くから伝わる知恵、それを継承している人々に感銘を受け、このワークショップを企画しました。


  2012サマースクール 画像1.jpg
午前中は、村内各地に立てた、村の食にまつわる読み札を着たかかしを、グループごとに探検して回りました。「寒い冬 ごちそうごちそう 氷餅」の読み札を着たかかしの前では、「氷餅って何?」と子どもたち。「水に浸し凍らせ、冬に乾燥させた氷餅は、寒いこの地域ならではのごちそう。昔はお菓子がなかったのでおばあさんがつくる氷餅が楽しみで、楽しみで」と地元の方。交流が少しずつ深まります。昼食には、読み札に登場した郷土食を試食しました。「普段食べる野菜よりも緑色だね」「氷餅って意外とおいしいね」と感想が。午後からは、探検から得たインスピレーションをもとに、フェルトや絵の具を使って思い思いの絵札を制作、個性豊かなカルタが完成。最後は大きな取り札を着て、カルタ取り大会です。取り札の子どもたちが寝転がるなか、取って取られての熱戦が繰り広げられました。終了後の参加者のアンケートには、「かかしさん、大切なことを教えてくれてありがとう」「改めて郷土の言葉や食にふれて、おいしく楽しかった」といった言葉が。

松川村、武蔵野美術大学、美術館三者で取り組むこの活動も今年で10周年。節目の年に、松川村の食文化に触れる活動を行えたことは、村の生活とその基礎である農業を知るよい機会となりました。今後も地域に根ざした魅力的な活動とするために、課題や目標を見つめながら大切に取り組みたいと思います。

2012サマースクール画像8.JPG

(長井瑶子)
前のページへ