中学生ボランティア

2011年7月23日(土)~8月17日(水)

後援:長野県教育委員会、松川村教育委員会

夏休み期間中、地元・松川中学校の生徒が、ワークショップのサポートや展示解説を行う、中学生ボランティア。2011年の活動を紹介します。


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ちひろの水彩技法体験
ちひろの水彩技法を体験するワークショップ。刷毛(はけ)を使い、画用紙に水をたっぷり含ませて、赤・青・黄色の絵の具をおくと、色がぱっと広がります。画用紙を傾けて色を混ぜたり、にじんだ上からさらに水をかけてぼかしたりと、楽しみ方は自由自在。「久しぶりに子どもの気持ちになる」「ちひろさんはすごいね。思ったより難しい」と熱中しながらも、話がはずみます。にじみをドライヤーで乾かしたら、お気に入りの部分を切り取り、マグネットやカードに。「同じように作っても、一人ひとり違う作品ができるのがおもしろい」と、笑顔があふれます。時間のある方は、にじみのオーナメントをつくってメッセージを書き、会場内のツリーにかける共同制作も。ツリーは、「夏の思い出。また来たいな」「東北がんばれ!」と思い思いのメッセージが書かれた、オーナメントでいっぱいになりました。
初めは緊張していた中学生も、すぐに、自分の言葉での説明や、臨機応変な対応をするようになり、頼もしいかぎり。活動のやりがいについて、「お客様の笑顔がうれしい」「将来にも役立つ」と話します。参加者のアンケートには、「子どもでも簡単にちひろの世界に近づけた」「家でもやってみます」と体験の感想とともに、「説明が初々しくて、笑顔も素敵」「中学生ガイドさん、おしゃべりいっぱいありがとう」と、中学生へのメッセージが寄せられました。
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美術館探検ガイド
当館の見どころを、中学生が紹介する、美術館ツアーは、今年が初めての試みです。
探検隊は、正面玄関を出た、建物の外からスタート。ちひろ美術館の屋根と背後の山の角度がぴったり重なるという秘密が明かされると、「言われなかったら、気がつかない」と参加者も驚いた様子。展示室での作品解説や、ちひろクイズで会話を楽しみながら、館内をぐるりと回った最後は、「探検」の名にふさわしく、通常は公開していない作品搬入室等、美術館のバックヤードへご案内。約30分の探検ツアーは、大きな拍手とともに、あっという間に終了です。最初は原稿を見ながらだった説明も、回を重ねるにつれ、お客様の顔を見ながらできるようになった解説員たち。「お客様から『楽しかったよ』『よく勉強したね』と言われたのがうれしかった」「来年も参加して、多くの人の笑顔を見たい」と、充実した表情でした。
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図書委員による絵本の読み聞かせ
松川中学校の図書委員が、ちひろや当館コレクション作家のものを含め魅力的な絵本の読み聞かせを行います。4年目を迎え、この活動に参加したくて図書委員を希望する生徒も多いというほど、定着してきました。子どもたちには、大型絵本が人気。目を輝かせ、食い入るように見入ります。聴衆に問いかけ、答えてもらう参加型の絵本『ねえ、どれがいい?』では、会話をすることで参加者との距離も近づきました。
候補のなかから、各自が読みたい絵本を選び、6月から練習を重ねただけあって、「学生さんの読み聞かせは、まっすぐ入ってくる」「一冊ずつ丁寧に聞かせてくれて、心が癒される思い」とお客様にも好評でした。
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(水谷麻意子)

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