工芸の五月2010「こどもの椅子」展

2010年4月29日(木)~5月31日(月)

2009年より、松本市を中心に行われている「工芸の五月」は、“美と暮らしを結ぶ”をテーマに、歴史ある日本の伝統工芸と現代の暮らしを結びつけていくことを目的として始まった活動です。今年は、4月29日から5月31日の期間中、美術館やギャラリー、ショップなどの各所で展示が行われました。当館では、この工芸の五月に関連し、10人の木工作家による「こどもの椅子」展を開催しました。

出展作家:中村好文・宇田川隆・岡田泰・片岡紀子・コバヤシユウジ・須藤崇文・田島燃・松山ちえみ・村西隆一・山形英三


  20100429こどもの椅子展.JPG

20100429こどもの椅子展2.JPGこどもの椅子
ゴッホの絵に描かれた椅子を再現した「ゴッホの椅子」(山形英三氏)や、犬や兎、羊など、背面に動物を模った「どうぶつイス」(岡田泰氏)、小さな三角形の座面の「おにぎりスツール」(片岡紀子氏)など、作家オリジナルの子どもの椅子の数々を紹介しました。木の温もりを感じるシンプルな椅子には、独自のスタイルで創作する作家一人一人の世界観が映しこまれています。



20100429こどもの椅子展3.JPGトットちゃんの椅子
展示室の中央に、10人の作家がイメージした「トットちゃんの椅子」を紹介。『窓ぎわのトットちゃん』の表紙に使われているちひろの作品「こげ茶色の帽子の少女」には、よそ行きの格好をして、微笑みながら座る少女像が描かれていますが、何に腰掛けているのかまでは描かれていません。一つの少女像を元に想像された椅子から、各々の作家の個性と感性を感じさせる展示となりました。



20100429こどもの椅子展4.JPG「ななつなないす」
当館所蔵の椅子からは、著名な建築家等がデザインした椅子をミニチュア版にした「ななつなないす」(中村好文(こうぶん)氏)を展示しました。1枚の板を7分割した座板は、順番通りに並べると木目がつながります。この椅子には、「子どもたちに木と椅子の両方を好きになってほしい」という作家の願いが込められています。

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